●椎間板ヘルニア

●強烈な痺れが襲う椎間板ヘルニア

「あれ?これって腰痛じゃないのかな?何だか足がビリビリするぞ・・・・」 「腰を曲げると太腿が痺れる・・・」こんな症状に戸惑った経験はありませんか? もしも、ご年配の方であれば「腰椎すべり症」などの可能性もあります。 ですが、もしも、まだまだ現役の20代,30代の方の場合。それは椎間板ヘルニアの 可能性がとても高いです。椎間板ヘルニアは1度発症してしまうと、もう二度と 元の状態に戻ることはありません。つまり、今後一生付き合っていかないといけません。 そして、もっと厄介な事に、昨今では10代での椎間板ヘルニアの発症例が確実に増えています。 それも、かつてのようなスポーツが原因なのではなく、クラブ活動もしていない、普通の 生活をしている女の子も椎間板ヘルニアになる時代なのです。

●椎間板ヘルニアの原理

そもそも、椎間板ヘルニアとは何なのか。結論から言えば

「椎間板が幕から飛び出し、神経を圧迫することで発生する神経痛」

です。

椎間板ヘルニアを理解するためにはまず、脊椎、いわゆる「背骨」についての 理解を深める必要があります。そこで、最初に我々人間の背骨について紹介をし、 それを踏まえた上で「椎間板ヘルニア」の原理について説明をしていきたいと思います。

●椎間板と背骨について

●椎間板って何なのさ?

そもそも、「椎間板」とは何処にあるのか。そこからの説明をしていきましょう。

椎間板とは背骨、いわゆる脊椎を構成する1要素です。そもそも、脊椎とは 24対の堆骨が連なる事によって成り立っています。簡単に言えばダルマ落としの ような構造です。ですが、水平と垂直にしか動かないダルマ落としと異なり、 人間の身体は縦横無尽に動き回ります。その為、堆骨同士が直接ジョイントしてしまうと、 人間の身体の動きはとても制限された、ブリキ人形のようになってしまいます。

そこで登場するのが「椎間板」です。この椎間板は堆骨と堆骨の間に挟まり、 クッション材として衝撃を吸収し、脊椎に柔軟性をもたらしてくれています。 我々が背中を丸めたり伸ばしたりできているのは、正にこの「椎間板」が ゴムのように伸びたり縮んだりしてくれているからなのです。

しかし、この椎間板も無敵というわけではありません。過負荷によって ゴムが破裂してしまう場合もあります。風船羊かんをイメージしてみて下さい。 とても弾力性がありますが、負荷が過度にかかると、外側のゴムに穴が開き、 中にあったアンコが外に飛び出てきます。この飛び出た状態こそが次で説明をするヘルニアなのです。

●ヘルニアとは何なのさ?

「椎間板ヘルニア」の「椎間板」はわかりました。続いてヘルニアの説明に入ります。 そもそも、ヘルニアとは

  • 「本来そこにあるべきものが存在していない状態」
  • 「あるべき場所から飛び出した状態」
  • 「外側に突出してしまった状態」

といった定義をされています。

つまり、「椎間板ヘルニア」とは「椎間板がヘルニアの状態にあること」であり、 「椎間板があるべき場所から飛び出してしまった状態」を指すのです。

●改めて椎間板ヘルニアとは何なのか

●椎間板が飛び出した状態の椎間板ヘルニア

改めますと、「椎間板ヘルニア」とは椎間板が飛び出てしまい、その 飛び出してしまった椎間板の内容物が脊椎を走る神経根を圧迫し、ビリビリと 神経痛が発症する事です。この「神経痛」は「腰痛」と「椎間板ヘルニア」の 境目となる大きな境界線です。ですので、「おや?自分の症状はどっちなのだろう」 と悩んでいる人は

  • 腰の痛みが酷いが痺れはない⇒腰痛
  • 腰の痛みに加え動くとお尻から太腿が痺れる⇒椎間板ヘルニア
  • 背筋を伸ばそうとすると痺れが腰から太ももにかけてくる⇒椎間板ヘルニア

こちらを簡易目安としてご利用ください。「痺れ」があった場合はもう椎間板ヘルニアの可能性が高いです。

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